こんにちは、ナミです。
子どもが、どこで覚えたの?と驚くような言葉を使うことがありますよね。
SNSやネット以上に、周囲の大人からの影響が大きいそうです。
そして、ただ悪い言葉を真似させてしまうだけではありません。
人格形成の大きな弊害になることが多々あるのです。
そこで今回は、子どもに使ってはいけない禁止ワードをご紹介します。
良いと思って使った言葉が、とんでもない事態を招きます。
Contents
「よくできたね」
「できた」ということを特別視する言葉です。
できない=ダメという発想が生まれてしまいます。
必要以上に結果だけを求めて頑張ったり、あるいは疲れてしまって、頑張ることを諦めることに繋がります。
さらに、大人たちはこの言葉を頻繁に使いますが、「できた」のレベルが人によって曖昧です。
そして「よくできた」と言われること自体が、子供の目標になってしまうのです。
子どもに対しては、努力したこと自体を誉めることが大切です。
「頑張ったね!」のような声かけの方が、子どもにとっても素直に受け取れます。
その過程が重要だと知れば、難題にも我慢強く立ち向かいます。
「いい子だね」
大人からすれば、最高の誉め言葉のつもりです。
自尊心が生まれて、さらにいい子になると信じていますよね。
しかし、子どもはまったく違う受け止め方をします。
何かをした後で、このように褒められるので、そのやったことが良いことだと考えます。
良いことだからするのではなく、褒められるからする。
自分から良い行いを探したり、自然にそうできるようにはならないのです。
褒めるよりも、「手伝ってくれてうれしいよ」と伝えるべきです。
自分の行いが、相手を喜ばせていることを知ります。
判断基準が、褒められるかどうかではなくなります。
「やめないと、〇〇だよ」
罰や脅しが有効に働くことはありません。
相手を従わせるためには、相手が嫌がる方法を使えばいいという、最悪のルールを覚えさせるのです。
とは言え、まったく言うことを聞いてくれず、困り果てることもあります。
そんな時は、代案を提案するのが効果的です。
「妹を叩くのはダメ。ケガをさせてしまうよ。妹に反撃されても困るよね。叩きたいなら、枕にしてみてね」
こんな風に伝えてみましょう。
誰でも、肯定されることで心が落ち着きます。
そして、感情を発散する方法が他にあると知れば、自制心が育っていきます。
「〇〇したら、〇〇あげるよ」
一度使えば、どんどんエスカレートしていきます。
結果的に、子どもの持つ純粋な気持ちをすり減らすことになります。
これをすれば、あれがもらえると分かれば、最終的に、あれがもらえないならやらない、という思考になります。
大人でもそうです。
無理もありません。
それよりも、「協力してくれてありがとう」と声をかけましょう。
無垢な気持ちで、もっと協力しようと思うはずです。
自発的な行動が減ってきたら、「前に助けてくれて本当に嬉しかったよ」と伝えます。
相手も自分も幸せになることだと、子どもは気付いてくれます。
「お利口さんだね」
誉め言葉として、安易に使ってしまいがちです。
子どもも嬉しそうにしているかもしれません。
しかし、いずれ、それ以上頑張ろうとしなくなってしまいます。
子どもは、良い結果だったから褒められたと捉えます。
そうすると、失敗できないという緊張感を抱きます。
ある実験で、パズルを完成させて褒められた子どもは、上のレベルのパズルに挑戦しようとしないことが分かっています。
利口でなくなることが怖いのです。
完成させることと同じくらい、挑戦することは有意義なことです。
「頑張ったね!」と伝えてあげましょう。
「泣かないで」
泣かれるのは、こちらも苦しいですよね。
つい、泣くことを否定してしまうかもしれません。
しかし、子どもは拒否されたと感じると、気持ちを封じ込めて、我慢することになります。
そして、予想もしないところで爆発する事態を招きます。
「泣きたい時もあるよね、いいよ、ここにいるよ」と、なるべく冷静に寄り添いましょう。
そして「今はお外に出られないから悲しいのかな」と、代弁してあげるのも良いです。
促すことで、子どもも上手に表現できるようになり、コミュニケーション能力を育むことにも繋がります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
子どもへの言葉選びは本当に難しいです。
大人同士とはまた違った心遣いが必要なんですね。
とにかく、相手がいくつであっても、上下ではなく、横の関係として接する気持ちが大切になりそうです。
子どもが泣き止みそうにない時は、一緒に泣いてみるのはいかがですか?
困らせてしまうかもしれませんが、「大人も泣くんだ」と子供に分かってもらうのも良いかもしれません。
子どもと向き合うのは、とても尊く、大変なことですね。