こんにちは、ナミです。
世界中には多くの発明家がいます。
世の中を良くしたい、彼らはそんな思いで研究を続けているはずです。
そうして生まれた発明品は、私たちに未知の世界を教えてくれます。
しかし、優れた発明だからこそ、時に悪用され、
作った本人が想像もしなかった事態を招くこともあります。
今回は、自分の発明を心から後悔している5人の偉人をご紹介します。
不本意なかたちで世界に影響を与えてしまい、
苦悩した発明家たちが、実はたくさんいるのです。
Contents
1:アルフレッド・ノーベル
彼は権威ある賞の生みの親、かつ自身も発明にはとても長けていました。
自らの資産を世界に貢献した偉大な人達に分け与えると遺言に書いたことから、
ノーベル賞設立にいたったとされています。
10代のうちに5か国語を操ったという天才です。
そんな彼が作ったのが、ダイナマイトでした。
弟が命を落としたニトログリセリンの安定性を高め、
安全な建設用爆薬を開発しました。
しかし、その兵器としての価値に気付いた軍によって、
危険な爆弾が作られ、皮肉にも多くの人命を奪いました。
彼が亡くなったという誤報が流れた時、
新聞の見出しは「死の商人死す」。死を祝する風潮でした。
2:アーサー・ガルストン
植物の生育を探求した、有能な研究家です。
大豆の開花の促進を目的とするホルモンの生成に成功します。
彼は想定していませんでしたが、
その濃度を高めることで細菌兵器に加工されました。
結果的に、ベトナム戦争で枯葉剤として使われました。
奇形児や多くの健康被害を作り出してしまったのです。
彼は6年に渡り、使用禁止を求める活動を行いました。
1971年には禁止されましたが、自分の研究を生涯悔いたそうです。
科学は否定されるべきものではないが「建設的な結果にも破壊的な結果にもなりうる」
と語っています。
3:カムラン・ロフマン
60年ほど前、手紙を安全に配達するために開発されました。
配達員が番犬に襲われた際、
犬を傷付けることなく抵抗できるスプレーです。
その後、その効果にFBIが注目し、
敵と対峙した際に有効として、使用を開始します。
成分濃度を上げたことで呼吸困難などの症状があるものの、
一時的なものとして安全性をアピールしていました。
2011年、とある平和的な抗議集会が行われました。
そこで座り込みをする学生らにこのスプレーが使用されました。
ロフマンにとって、適切な使い方ではありませんでした。
本来の意図を広める活動を続けています。
4:オーヴィル・ライト
言わずと知れた有人飛行機の発明の祖です。
便利な世の中を作り出した一方で、
この発明に人生を狂わされた偉人でもあります。
ライト兄弟は、観測用としてアメリカ軍に飛行機を売り渡しました。
しかし、実際には第一次大戦で軍用機として使われたのです。
さらに、第二次大戦でも爆撃機として用いられ、悲劇を生みました。
亡くなる直前には、
「浅はかにも世界に長い平和をもたらす発明をと願っていたが間違っていた」
と話しています。
これほどの発明をしながらも、その不当な使われ方に、
悲しみを抱えながら最期を迎えました。
5:イーサン・ザッカーマン
ネット広告はメジャーなものになりました。
もはや広告があるのは当たり前という感覚ですよね。
オシャレなものもたくさん見かけます。
一方で、目立つことが重要とは言え、
うっとおしく感じるケースもしばしば。
中でも邪魔にされているのがポップアップ広告です。
開発者自らそれを自覚し、謝罪まで表明しています。
バナー広告の場合、関連性のない、あるいは接点を持ちたくない
アイテムが表示されることもあります。
それを解決する意味では貴重でしたが、
ユーザーにはすこぶる不評で、目にする機会は無くなりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
悲し過ぎますよね!
良かれと思って生涯をかけてやったことが悲劇を生むなんて。
こういう発明品は、劇薬にもなり得るわけだから、
発表と同時に規制をするなどしないと、発明家が気の毒です。
警察や国など、守る側が悪用するとは論外ですよね。
優れた発明がたくさん生まれるように、
環境を整えて欲しいです!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!