こんにちは、ナミです。
九州と聞いて“廃墟”をイメージする人は、なかなかのフリークですね。
そう、九州はまさにメッカなのです。
南太平洋に比較的近いこともあり、基地が数多く作られました。
そして、今もそのまま取り残されているのです。
また、かつては人で賑わった廃墟ホテルなどもあります。
ロマンかホラーか!? とにかく「ヤバか~」な九州の廃墟6つをご紹介します。
1:軍艦島
まずは、長崎の沖合にある端島です。
個性的な呼称と、その由来である俯瞰構図は、
マニアでなくても見覚えがありそうです。
今から130年程前に三菱が買い上げたことで、
海底の発掘などが正式に進められました。
一時は40万トンの生産量を誇り、
東京をしのぐ人口密集地となりました。
しかし、石炭の需要の降下とともに1974年に閉幕を迎えます。
2001年には、市へと引き渡されます。
老朽化した孤島は、厳かな雰囲気を漂わせ、
ツアーが組まれる人気スポットになりました。
2015年には、世界文化遺産に加わりました。
2:片島魚雷発射場
長崎県の大村湾にも、かなりレアな旧跡があります。
もとは島でしたが、埋め立てて埠頭の形になりました。
湾に臨む廃墟は唯一無二の景色を作っており、
アカデミー賞受賞のアニメや人気グループの撮影で使われています。
ここでは、秘密裏に水中兵器の試験が実施されていました。
少し離れた観測地点で動作を確認し、
基準を超えたものを軍の司令部に納めます。
基地は町の田畑の3分の1を占め、国内トップの生産力は誇りました。
戦後になると、ほとんどが破壊され姿を消しました。
岸壁や足場が、物悲しく取り残されています。
3:古河鉱業大峰炭鉱
かつて福岡県にあったとても有名な炭田です。
この遺構には、歴史的な価値だけではなく、
あまりにも悲惨な事件が残っています。
1940年代に、朝鮮人の鉱員が盗みを働いたと噂になりました。
その調査の際に乱暴な扱いを受け、亡くなってしまったのです。
これを知った同僚たちが、騒乱を起こします。
施設を破壊したり放火するなど、大事に発展しました。
それから30年余りで閉業しました。
今でも当時の機械や設備、弾薬庫が数多く残っていますが、
幽霊が出たり怪奇現象が起きるなど、曰くつきです。
4:力丸花ホテル
次は、ダム湖のそばにあるホテルです。
福岡県の筑豊エリアに位置しています。
ダムが完成した翌年、1966年にオープンしました。
周囲には広大な庭園やスケート場もある一大施設でした。
特に庭園は人気があり、
暗闇を歩いて願をかける「胎内潜り」ができたそうです。
理由や時期は明らかになっていませんが、
今から20年ほど前には閉鎖されたようです。
そして、今でもその姿は残っていて、
ダムもホテルも有数の心霊スポットとして知られています。
もぬけの殻ですが、不思議とひと気を感じさせ佇んでいます。
5:イノチャン山荘
佐賀県にひっそり建つ山荘です。
学生が合宿するためのこじんまりしたもので、
広めの浴室や、大家さんが暮らすスペースがあります。
有名になったのは、稲川淳二さんが紹介したからです。
つまり、怖い話があります。
付近の施設にいたイノチャン、というあだ名の人が、
山荘内の人を闇雲に殺した等のお話だとか。
心霊現象があると紹介されましたが、
事件自体、事実かどうかは定かではありません。
閉鎖の原因は、高速道路の設置に引っかかったためではないか、
という現実味のある説もあります。
6:阿蘇観光ホテル
熊本県の阿蘇市に、貫録のあるホテルがあります。
見るからにいかにも廃墟といった風貌です。
それは、国際観光ホテルであることも一因かもしれません。
1940年頃に、観光目的に国をあげて建設されました。
戦後は、軍人の宿泊先として活用されました。
また、1950年代には当時の天皇も滞在しました。
後に大きな火災があり、3500㎡が焼けてしまいました。
1999年には、母体の経営が傾き、翌年閉館しました。
お金をかけて建設され、豪華で厳かである分、異様さが増します。
心霊スポットのほか、ホラー映画の撮影でも用いられています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
虫とホラーが大の苦手な私なので、廃墟はまったくの無知でした。
こんなにいっぱいあるなんて衝撃的です。
遺産になるようなものは別として、怖すぎなので取り壊して欲しい…。
どうして解体しないんだろう。なにかヤバい理由があるのかな。
と、妄想が膨らんでしまって眠れません。