こんにちは、ナミです。
皆さんは、お墓参りをしますか?
命日やお盆、それ以外にもご先祖に会いに行く方もいるかもしれません。
日本でも、最近は樹木葬などの新たな形が広まっています。
世界では、どんなお墓があるのでしょうか。
今回は、足が遠退いてしまいそうな驚きのお墓を5つご紹介します。
とっても興味深いものばかりです。
Contents
1:チェコ セドレツ納骨堂
首都から電車で1時間ほど行き、徒歩10分少々の場所にあります。
旧市街そのものが世界遺産に登録されていて、有名な観光名所です。
納骨堂の大きな特徴は、随所に人骨が使われていることです。
すべての人骨を使ったというシャンデリアに、まずは目を奪われます。
怖さを越え、芸術的な雰囲気が溢れ人々を魅了しています。
人骨を用いるお墓は珍しくないのですが、その最たるスポットです。
電車が一日に何本も走っていないので、運行時間は、行く前に要確認です。
こちらも有名な「聖母マリア大聖堂」が近くにあるので、
時間をかけてゆっくり過ごせます。
2:オーストリア ハルシュタット納骨堂
次は、世界に誇るオーストリアの景勝地です。
風光明媚な湖に面した丘陵に、小さな教会があり、その奥に納骨堂があります。
建物に一歩踏み入ると、そこは8畳もない狭い空間です。
そこに、びっしりと頭蓋骨が並んでいます。
頭蓋骨に描かれたアーティスティックな模様と、膨大な数に圧倒されます。
丁寧に手入れされているので、堂内は無臭です。
始まりは、墓地のスペースが足りなくなったこと。
土葬から10年ほどで頭蓋骨を掘り起こし、模様を施して清めます。
バラなどの植物をはじめとする模様にも、意味があるのだとか。
現在は火葬が主流になりましたが、希望すれば納骨堂に納めてもらえるそうです。
3:リトアニア 十字架の丘
国の北部に位置する無形文化遺産です。
5万を超える十字架が並ぶ光景は、あまりに衝撃的です。
ロシアに占領された時代、信仰は許されませんでした。
抑圧に抵抗し、命を落とした者を想って建てられた十字架が、この丘の始まりとされています。
死者のために祈る場所であり、非暴力による抵抗の象徴でもありました。
ロシアは重機を使い、十字架の丘を三度に渡って破壊しました。
しかし、屈することなく建て続け、今に至っています。
30年ほど前、ローマ教皇が訪れ、
「希望・平和・愛、そして犠牲者のための場所」と告げました。
これにより、国を越え、世界中の教徒の巡礼地になりました。
4:イタリア カプチン会修道士墓所
次は、ミイラが飾られている墓地です。
しかも、8,000という桁外れの数がいるのだとか。
どうしてこのような場所ができたのでしょうか。
もともとは修道僧の亡骸を、地下室で埋葬していました。
やがて手狭になり、ミイラ化させて保管することを思い付きました。
入口すぐ、最初に造られたミイラが置かれています。
内部は性別や階級ごとに分けられています。
ミイラ化にはお金がかかるので、裕福な人が多いそうです。
ミイラ化の方法は3つあり、費用と保存状態は比例します。
2歳の少女は、父が高額な技術を用い、
90年を経ても眠っているかのような姿で保管されています。
5:グアテマラ チチカステナンゴの市民墓地
遠くから見ると、色とりどりのオシャレな建物群です。
仮に近付いてみたとしても、日本のお墓に慣れ親しんでいれば、
まさかこれがお墓だとは思わないでしょう。
日本のお墓との共通点は、死者の名前が書かれていること。
でも、サイズ感からして、家にしか見えません。
パステルカラーで、絵が描かれていてポップです。
中には遺体の入った棺桶が置かれています。
普段から、墓地でランチしたり、寛いだりします。
また、11月2日には親戚が集まり、大規模な宴会をします。
墓地で賑やかに過ごすことが、先祖を大切にすることになる。
そんな陽気な国民性が表れています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お墓は、子どもの頃は、ちょっと怖い場所でしたが、
いつしか心落ち着く場所になっていました。
今回ご紹介したものは、ちょっと心落ち着かない場所もありますが、
形はどうあれ、弔う気持ちは世界共通だなぁと思いました!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!