こんにちは、ナミです。
世界中には、想像を超える大きなのりものが数多く存在します。
ただ大きさだけを追求している訳ではなく、
そこには貴重な役割や、唯一無二の存在意義があるのです。
その活躍する姿は、まるで要塞のようなものまであります。
今回は、そんな世界のデカ過ぎるのりものを5つご紹介します。
大きくて個性的で、勇ましいものばかりです。
1:ストラトローンチ
約10年ほど前に、アメリカで作られた超特大の飛行機です。
ロケットを飛ばすための機体として、企画されました。
立ち上げメンバーとして、マイクロソフトのポール・アレン氏をはじめ、
世界的に有名な航空機デザイナーなどが参加しています。
内部には人工衛星を積み、ロケットを空中で発射させます。
十分な滑走路さえあれば飛ばすことができるので、
垂直方向よりも、打ち上げに適しているのだとか。
しかし、注目を集めたのは事業そのものよりも、その奇抜なサイズ。
羽は120センチ弱あり、世界最長を誇ります。
これは、70年以上も破られなかった記録的な長さです。
2:ミルMi26
初めての飛行は今から40年前という、歴史あるヘリコプターです。
民間用でありながら、重量約3万キロもあります。
今でも造られているものとしては、世界で最も重いものです。
さらに、8枚の羽を備えた世界初の機種でもあります。
サイズだけでなく、働きぶりも優れています。
100人ほどの人員や、20トンもの荷物を運べます。
具体的には、北極のマンモスを運んだり、
山で壊れた飛行機の撤収など、活躍は多岐に渡ります。
チェルノブイリの事故では、消火活動にも参加し、
名実ともにロシアが誇るビッグな代物です。
量産されていることも、特徴のひとつです。
3:アメリカンドリーム
なんとも夢のある名称を持つのが、世界最長のリムジンです。
約30mの長さがあり、これはギネス記録でもあります。
ジャグジーや特大サイズのベッドを備えているほか、
なんと最後尾にヘリポートまで用意されています。
ホイールは26個で、キャビンは2つあります。
もともとは映画用に作られていて、公道は走れません。
2つに分割して運搬します。
一世風靡したものの、管理者が適当に扱い、
2012年に無残な姿で見つかりました。
現在は、最低価格10万円で競売にかけられています。
修繕するだけで膨大なコストがかかりそうです。
4:コマツ930E
世界一のダンプカーは、なんとメイドインジャパン。
類似したのりものと比べても、そのサイズは圧倒的です。
重量は、普通サイズの25台分あり、
約7メートルの高さは、2階建ての家屋の屋根を超えます。
タイヤは、ダンロップ製のものが使われています。
6本装着されていて、ひとつあたり600万円。とっても高価です。
製造しているコマツは、建設機械の代名詞とも言える存在です。
日本シェアはもちろんナンバー1ですし、世界でも2位を誇ります。
大きさに加え、幅広いニーズに応える仕様が組み込まれていて、
世界各国の現場で活躍しています。
5:Bagger293
最後は、自走可能な世界で最も大きい重機です。
全長225メートル、高さは約100メートルあり、
重さはなんと1万4000トンもあります。
これは、ドイツのメーカーが1995年に造りました。
アームに掘削ホイールが付いていて、アスファルトを容赦なく削ります。
それでいて、装備されているキャタピラーで走りも得意です。
削って出たものは、ベルトコンベアに乗せて運搬します。
稼働にどれほどの人力を要するかと思いきや、5人だけ。
3交代で休まず動いています。
調理場からお風呂まで、設備も充実しています。
内部は階段が多く、勤務のたびに10キロ近く歩くそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
のりものは、ただでさえカッコいいですが、
大きいものはその働きぶりもダイナミックなので、さらに威厳がありますよね!
もはや建造物のような印象があり、“鑑賞する”という感じです。
もの自体はもちろんすごいのですが、これを設計したり、
作ったりした人がいると思うと、本当に尊敬しますしロマンがありますね!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!