こんにちは、ナミです。
面白い特性を持つ生き物が、世界にはたくさん存在します。
今回は歯に注目して、5つの生き物をピックアップしました。
ちょっと個性的というレベルを超えて、
えっ!と目が奪われるようなものから、危険過ぎるものまで様々。
外見とは似つかわしくない、ユニークな歯を隠し持っているのです。
1:ウデブトイカ
あまりにもインパクトあり過ぎなこちら。
人間の口!?と思ってよくよく見ると吸盤があって、
かなり不思議な生き物ですよね。
実は、深海に棲んでいるイカです。
人間並みにしっかりしていて、嚙まれたら痛そうですが、
実はまったく痛くありません。
歯に見えますが、これは唇なのです。
唇が上手に折り重なり、歯のように見えています。
と言いつつ、この唇の後ろには歯があり、
その歯がイカとは思えない強靭な造りになっています。
なんと、敵を仕留めてしまうほどのパワーがあるのだとか。
歯に目を奪われて、隙を見せたら襲われてしまいます。
2:ドラゴンフィッシュ
深海魚特有のあまり見慣れない顔つきに、
口を開くとその鋭すぎる歯…怯えてしまって当然です。
しかし、実はこの歯はそれほど危険ではありません。
体の大きさも、15センチほどしかない小ぶりの魚です。
万一嚙まれてしまっても、慌てる必要はありません。
ただ、よくよく見ると、舌にも多くの歯があるのです。
深海は暗いので、ほとんど目が機能しません。
また、それほど獲物がいないので、
出会ったターゲットを確実に仕留めるために発達したそうです。
深海でもかなり希少なので、研究対象としても注目されています。
3:カタツムリ
カタツムリに、歯と言うほど立派な歯があるの…?
とすら思いますが、ちゃんと歯があります。
しかも驚愕の本数です。なんと1万本以上も生えています。
一つ一つはとても小さく、嚙み砕く強度はありません。
これがびっしりまとまることで、歯舌という状態になります。
歯舌は、先が尖った歯が帯状になっているので、
やすりがけの要領でこすり、食べ物を潰して吸収します。
そのため、食事中はシャリシャリと音がします。
歯舌は、やすりのようなザラザラ感が重要です。
先が丸くなってくると抜け落ち、新しいものが生え変わります。
4:コブダイ
コブダイと言えば、やはり一番の特徴はそのコブ。
ですが、実は口元もかなり特徴的です。
特に北米では、とてもポピュラーな魚ですが、
釣り人たちもその口元には注目していないかもしれません。
まず、唇っぽい部分があり、一般的な魚とは明らかに違います。
そして、中を見ると、まるで人間のような歯を持っているのです。
さらに、唇っぽい部分にもしっかり歯があります。
この鋭い歯を器用に使い、甲殻類などを嚙み砕いて食べます。
好物は、サザエやウニ、牡蠣など。
舌が先か歯が先か、ともあれとてもグルメなようです。
5:ダルマザメ
ダルマザメはまん丸の目がチャーミングな深海魚です。
大きな目ですが視力はほとんどなく、
体は40センチほどで、かなり小ぶりです。
しかし、強烈な方法で捕食する人喰いサメなのです。
それを可能にしているのが、下あごに生える歯です。
ポピュラーなサメは、上下の歯は同じ形をしていますが、
ダルマザメは、下だけがノコギリ型をしています。
その鋭い歯をターゲットの体に食い込ませ、回転して肉をえぐります。
その力はかなり強く、体に穴が開くほど。
簡単に抜けないので、暴れれば暴れるほど食い込むのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
個性的な歯ばかりでしたね!
深海魚はそもそものビジュアルに目を奪われてしまうのに、
口を開けたら歯まで奇抜だなんて、驚きの連続です。
私たちは白さとか清潔さを気にしがちですが、
生き物にとっては捕食の要ですよね。
それは人間にとっても同じ。大切にしたいですね!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!