こんにちは、ナミです。
もっと豊かで快適な暮らしを目指して、政治は行われます。
そして、それを逆手に取って悪事を働く人が現れることは、
もはや避けられないことでもあります。
しかし中には、あまりにも逆効果すぎる法律もありました。
今回は、収拾がつかない混乱を招いた法律5つをご紹介します。
裏の裏まで読まないと、歴史に名を残す愚策になってしまいます。
1:コブラ駆除法
この法律が生まれたのは、かつてのインドです。
街中にコブラが大量発生し、
コブラ嫌いの知事は、必死で対策を考えました。
そこで、退治したコブラを持ってくれば、
お金をあげますよという政策を掲げました。
捕まえるだけなので、挑戦する人が殺到しました。
初めは知事の思惑どおりでした。
しかし、納められるコブラの数の割に、
街からコブラがいなくならないという事態になりました。
実は、コブラを自ら育てるという輩が続出したのです。
知事は早急に政策を廃止しましたが、
多くの養殖コブラが野に放たれる事態となりました。
2:禁酒法
1920年代から13年ほど、アメリカで実施されました。
造ることも売ることも、運ぶことも許されません。
しかし、人の嗜好は簡単には無くなりません。
お酒が好きな多くの国民は、国外に出て飲酒を楽しみました。
また、マフィアが隠れて売買するようになり、
裏社会の資金源の拡大につながりました。
さらには、お酒の税収も無くなりました。
年間で500億円にも上り、国の財政がひっ迫しました。
アルコールの乱用を危惧して作られた法律ですが、
有効な結果は出ませんでした。
それどころか、経済不安、マフィアの台頭を促してしまいました。
3:自動車制限法
大気の問題と言えば、中国を思い浮かべますよね。
実は、メキシコでも国の重要課題となっています。
少しでも排気ガスを減らすため、
車に乗らない日を設ける法律を作りました。
具体的には、車のナンバーごとに運転しない日を設定するものです。
実は、中国でも同様の取り組みがあり、
ある程度、狙い通りの結果が出ました。
しかし、メキシコ国民の考えはひと味違いました。
それは、毎日運転できるように2台持とう!という発想です。
そのためだけの車なので、古くて安い。
つまり、大気汚染に悪影響なセカンドカーが増大したのです。
4:銃の買い戻し
銃社会の国では、一度は取り入れられている試みです。
手持ちの銃を買い取るので、提供してもらい、
社会全体の総数を削減しようという狙いです。
しかし、うまくいった試しがありません。
銃を売るからと言って、所持をやめようと思うわけではありません。
古い銃を捨てて、そのお金を元手に新調するのです。
そうして購入する場合は、審査を厳しくするなど、
並行した手立てが必要でした。
しかし、後手後手になってしまい、
結局のところ、銃の総数は変わらないという事態に陥ってしまいました。
5:漁獲量制限
行き過ぎた漁獲は、生態系を破壊してしまいます。
そのため、EUも漁獲の上限を設定し、
超える場合は罰則を与えるという規定を設けました。
もちろん、苦労したうえに損をしては困るので、ギリギリを狙います。
しかし、1匹2匹と獲るわけではありません。
図らずも想定より多く獲れることもあります。
そうなると、漁師たちは、海に魚を戻すようになります。
健康な状態で戻すならいいのですが、
すでに死んでしまっていることがほとんどです。
結果的には、違った形で海を汚染することとなりました。
取り返しのつかない想定外か起きてしまったのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
良かれと思ってやったことを責めるのは気の毒ですが、
これが政治であれば糾弾されても仕方がないですよね。
国のトップが出し抜かれるというのも、頼りない話です。
100点ではなくても、少なくとも効果が出て欲しいもの。
コロナ禍の対策も、批判を集めていますよね。
未曾有の事態とは言え、もう少し安心させて欲しいなと思います!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!