こんにちは、ナミです。
各国には、訓練を重ねた最強の「特殊部隊」がいます。
もともと、心身ともに超エリート集団ですが、
その上で鍛錬を重ねた、まさに護衛のスペシャリストです。
有事や緊急時に出動するだけでなく、国家レベルの作戦を担うこともあります。
今回は、世界でもトップレベルの強さを誇る、5つの特殊部隊をご紹介します。
GIS イタリア
まず最初は、イタリアの国家憲兵隊です。
特別介入部隊の頭文字をとり、「GIS」と略称されています。
平和維持を目的に、海外の紛争地にも派遣されています。
きっかけとなったのは、1970年代に起きたハイジャック事件です。
この時、ドイツの特殊部隊が制圧したことに影響を受け、
1978年に、イタリア警察が発足させました。
規模は、100名ほどですが、
武芸や拳法などに秀でたエリートたちばかりです。
さらに過酷な訓練を積んだ、最強の部隊です。
首脳などの警護から、テロ対策まで幅広く活動します。
また、国内外の危険な犯罪組織についての任務もあり、
時には、特殊部隊として軍事作戦の遂行にも加わります。
SSG パキスタン
続いて、パキスタンで結成された「SSG」です。
これは、「スペシャル・サービス・グループ」の略です。
1950年頃と歴史は古く、総勢300名を擁するコマンドーです。
SSGの発足には、アメリカの協力がありました。
1960年代には、米陸軍がパキスタンを訪れ、
エアボーンを行う学校が創設されました。
SSGは、特に山岳エリアでの活動に秀でています。
9.11事件を発端とする、アフガニスタンでの紛争は記憶に新しいです。
この時、テロ集団であるアルカイダが注目を集めました。
これら過激派組織の根絶や、
首謀者とされたウサマ・ビン=ラディンの殺害でも、活動に参加しました。
SAS イギリス
イギリスの特殊部隊は「SAS」と呼ばれています。
これは、「スペシャル・エア・サービス」の略です。
創設は、なんと1941年。歴史ある部隊のひとつです。
具体的には、要人警護や治安維持をメインに活動しています。
その他、捕虜を助け出したり、救援活動でも威力を発揮しています。
長い歴史の中で、多くの実戦経験があることも特徴です。
他国にも、同じ名称を冠した特殊部隊が存在するなど、
“近代特殊部隊のルーツ”とも称されています。
有名な米陸軍の第1特殊部隊(通称:デルタ)やSWATをはじめ、
世界の数々の部隊が、SASをモデルとしています。
コブラ オーストリア
「コブラ」は、オーストリアが誇るテロ対策部隊です。
オーストリアへの大量移民の発生や、
ミュンヘンオリンピックで起きた悲惨な襲撃事件を受けて、
1970年代初期に創設されました。
様々な活動を担いますが、最も力を入れているのは、人質の救出です。
テロの脅威に対する対応力が高く、
24時間休まず待機し、備えています。
また、基地や事務所などの拠点が、複数設置されています。
国内全域を対象に、1時間ほどで対応できるそうです。
険しい山々を擁するオーストリアならではの、
高所での戦闘スキルも高く評価されています。
BOPE ブラジル
最後は、ブラジルの特殊部隊です。
ブラジルの大都市・リオデジャネイロがある、
リオデジャネイロ州の軍警察が管轄となっています。
略称の「BOPE」の由来は、「特殊警察作戦大隊」です。
BOPEの活動のメインは、麻薬組織を相手にした活動です。
このほか、テロや立てこもり事件の、人質の解放でも活躍します。
都市部での活動経験の豊富さも特徴です。
近接での対応に優れていて、2015年のバスハイジャック事件にも出動しました。
また、強力な装備でも有名です。
一部では、過度な武力行使を問題視する声もあるのだとか。
ナイフが突き刺さった頭蓋骨をモチーフとした部隊章が、少~し怖いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
国や国民の味方なのに、なんだか怖いと思ってしまいました。
でも、どんな時にも、冷静に活動することが基本だと思うので、
圧倒的な迫力や存在感が溢れ出てしまって、当然ですよね。
平和な時はフィーチャーされることが少ない、縁の下の力持ち。
本当に頼りになる存在で、カッコイイですね!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!