こんにちは、ナミです。
念願の招致が叶い、いよいよ今年となる2020年に
日本の首都東京で、オリンピックが行われます!
気温や外国人の受け入れ体制など、様々な課題が報道されています。
特にコストについては、予算の6倍にまで増加しているのだとか。
そして、過去の開催地を見てみると、“開催後”にも大きな問題があるようです。
今回は、費用をかけたものの、
すっかり荒れ果ててしまった五輪の会場5つをご紹介します。
他人事ではない、リアル過ぎる現状です。
Contents
1:アテネオリンピック
ギリシャで開催されたのは、2004年でした。
その後、10年経たないうちに、財政が破綻しています。
五輪開催にかかった費用が、大きく影響していると言われています。
ギリシャでは、野球場やプールなど、多くの施設が新設されました。
そして、それらは上手に活用されることなく、そのまま朽ちてしまいました。
まさに負の遺産となり、国を破綻にまで追い込んだのです。
建設する時点で、予算をかけ過ぎたことが一因です。
さらに、大会後の運営や管理についても、無計画でした。
政府のルーズな体制が、ここぞで最悪の事態を招いてしまいました。
2:北京オリンピック
北京でも、大規模なスタジアムが建設されました。
格子状の外観から、「鳥の巣」の名称で親しまれました。
設計士はそのような名称は付けていませんが、
メディアによって、そのように呼ばれるようになりました。
メイン会場のほか、砂浜にバレーコートも造られました。
五輪が終わって4年程度で、すでに閑散…と言うか、
まったく人気のない、雑然とした状態になったそうです。
また、薄っぺらい謎の壁が、悲し気に取り残されています。
これは、球技場とおぼしき場所と、住宅街とを仕切る目隠しです。
今では、どっちがどっちか分からないほど、荒廃しています。
3:サラエボオリンピック
約40年前に、旧ユーゴスラビアのサラエボで行われました。
この大会で冬季五輪の規定が変わり、
入賞となる順位が、6から8に改定されました。
当時、サラエボでも様々な建設が行われ、
開催前、期間中も、特需に町が沸き上がりました。
それでも、やはり荒廃してしまいますが、他国とは少し事情が異なります。
五輪から7年後、大規模な紛争が起きます。
国が解体し、3年以上に渡って、独立戦争が続きました。
これにより、象徴だった施設をはじめ、ほとんどの建物が崩壊。
大半が廃墟化し、墓地に姿を変えたものもあるそうです。
4:アトランタオリンピック
アトランタで1996年の夏季に開催されました。
五輪が始まって100周年となる、記念すべき大会です。
セントルイス、ロスに続き、3番目の開催地であり、
米国開催の夏季五輪としては、この大会が最後となっています。
アトランタでも、公園や、専用の施設が建設されました。
他国と同様に、その後の有効活用がなされず、放置されているものも多く、
市民からは、ムダ遣いだったという声も上がりました。
一方で、1万人にもおよぶホームレスが理由もなく逮捕されるなど、
準備の段階でも、多くの問題が発生しました。
また、開催期間中に公園で爆破が起きるなど、
なにかとハプニングの多い大会でもありました。
5:リオデジャネイロオリンピック
最後は、記憶に新しい2017年の大会です。
開催前から、治安の問題が取り沙汰されていました。
スラム街の整備が間に合わず、プールの水が着色するなどの問題も起きました。
リオには、世界最大とされる立派なサッカー場があり、
開催前に、費用をかけて大規模にリニューアルしました。
世界的に有名な選手が慈善試合を行うなど、
五輪に向けて、活気が溢れていました。
しかし、開催後に、会期中の運営費について、主催者らと州とが揉めてしまい、
支払いが行われず、未だに誰も入れない状態になっています。
整備が行われず、芝生も枯れ、内部はゴミで埋め尽くされています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
開催の準備も大変ですが、祭りの後の活用についても、
しっかり議論しておく必要がありますね。
経済効果があったとしても、それで賄いきれるとも限りません。
世界が注目する歴史的、超一大イベントなので、
日本らしく、美しい後片付けができるといいですね!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!