こんにちは、ナミです。
ヒトの起源は諸説あります。
日本の教科書では、猿人が進化したと記載されていますが、
これに異を唱える国はたくさんあります。
未知の生物や生命体には自然と興味が湧きますが、ヒト、つまり私たち自身に対しては、いかがでしょうか。
実は、多くの謎に包まれているのです。
今回は、あまり知られていない人体の神秘を5つご紹介します。
1:肺の表面積
肺は酸素を取り込む器官なので、膨らんだり伸び縮みするのは、
なんとなく想像できます。
でも、表面を広げると、小学校のプールくらいの大きさがあると聞くと、さすがにびっくりです。
膨らみ過ぎて伸びたとか、そういうことではありません。
広い表面積には、きちんと意味があります。
それは、肺の機能に大きく関わっています。
面積を広く取ることで、酸素を能率よく血中に運んでいます。
表面には、びっしりと小さな管があり、そこから全身に酸素を送ります。
この作業をハイスピードで行うのに、広大な肺が必要なのです。
2:脳は痛みを感じない
事故などに遭い、頭部の外傷を負うことがあります。
そのようなケースでは、脳が損傷し、様々な障害を引き落とすことがあります。
でも実は、脳そのものには、痛みを受け入れる成分がありません。
実際に、脳に直接刺激を与える動物実験も行われています。
痛みを感じないので、嫌がることもなく、
それ自体に不快感を示すことはありません。
脳は、痛いと感じることを記憶として残す機能があるだけなのです。
また、頭痛についても、痛みそのものは脳と関係がありません。
思わず、頭の中(脳)の痛みを鎮めようと考えがちですが、
頭痛は、頭部の皮膚や骨が反応して起きているのです。
3:毎分死んでいる脳細胞
人間の体内には、無数の細胞があります。
そして、わずか1分間で、3億個が死んでいます。
今、ふと過ごしている間にも、次々、無くなっているのです。
でも実は、その100倍以上の細胞が、日々作られています。
これに比べれば、死滅する細胞は微々たるものと言えます。
最近は、肌について「ターンオーバー」という言葉をよく聞きますが、
細胞も活発に代謝し、入れ替えが行われているのです。
細胞も、フレッシュであることに越したことはありません。
若く、健康であればあるほど、新陳代謝は活発です。
加齢や生活の乱れが、細胞に大きく影響します。
4:爪の伸びる速さ
爪の主な成分はケラチンです。ケラチンと言うと、髪の毛と同じです。
オイルで保護するなど、ケアの方法も一緒です。
爪の延びるスピードは、人によって感じ方が違います。
常に短く手入れする人は「すぐ伸びる」と感じるかもしれません。
実際には、どのくらいの速さで伸びているのでしょうか。
1日で約10ミクロン、1か月ちょっとで5ミリほど伸びます。
なお、利き手の方が早く伸びる傾向があるそうです。
さらに、指によってもスピードに差があり、
一番速いのが中指、遅いのが親指なのだとか。
これについては、原因は分かっていません。
5:涙の味は常に違う
あなたの涙は、どんな味がしますか?
この質問の答えで、あなたがどんな涙を流すことが多いかが、
分かってしまうかもしれません。
涙の味と言えば「しょっぱい」という方が多いと思いますが、
これは怒りや悔しさなど、興奮して流す場合の味です。
一方、それほど「しょっぱい」印象が無い方は、
感動や悲しみなど、しっとりとした場面で泣くことが多いと言えます。
これには、涙の成分であるナトリウムが関係しています。
興奮すると、交感神経が活発になります。
すると、ナトリウムを排出する機能が低下し、高濃度になります。
それによって、「しょっぱい」涙になるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人間の体ってすごいですね!
起きていることすべてを当たり前に思っていましたが、
メカニズムを知って、体のあちこちが機能して生きているんだなぁと実感しました。
自分の体を細かく観察すると、新しい発見があるかもしれませんね。
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!