こんにちは、ナミです。
世界には、なんとも不気味な遊園地があります。
様々な理由で廃墟になり、そのまま残っているのです。
今回は、そんな廃墟になった遊園地をご紹介します。
もしかすると、有名なテーマパーク以上に、
インスタ映えする写真が撮れそうな遊園地ばかりです。
Contents
アメリカ カジノ・ピア
はじめは、ニュージャージー州にある遊園地です。
7年ほど前に発生したハリケーンの影響で、一部が損壊しました。
閉園の危機でしたが、修繕し、一年後に部分的に稼働しています。
この遊園地自体は廃墟ではありませんが、一部の乗り物が注目を集めました。
それは、海の上に孤立した「SterJet」です。
桟橋の上に建てられていたのですが、橋が壊れました。
土台を失った「SterJet」は、そのまま海に取り残されたのです。
現在は撤去されていますが、当時は多くのカメラマンが足を運び、その不思議で美しい景色を写真に収めたそうです。
中国 ワンダーランド
中国北京市の郊外には、幻の遊園地があります。
幻なのに廃墟と呼ばれるのには、理由があります。
象徴的な建物がたったひとつだけ、取り残されたのです。
畑しかない超広大な土地に、なぜかおとぎ話のお城だけが先に建設され、ぽつんと佇む姿はあまりに印象的だったと言います。
1990年代前半、TDLの2倍以上の大きさを想定した、アジアで最大規模の施設の建設が進んでいました。
しかし、地主との交渉や、経済・環境の問題に直面し、計画は進まないまま10年が経ってしまったのです。
現在は取り壊され、複合施設の建設が予定されています。
ドイツ シュプレーパーク
半世紀ほど前、当時の東ドイツに有名な遊園地がありました。
全盛期は年間200万人近くのお客さんが来園したそうです。
新しい乗り物を投入し、のぼり調子に思われました。
しかし、途中でオーナーが変わり、次第に経営は悪化しました。
比例するように来園者数も激減し、2000年の前半に、立て直せないほど負債を抱えていました。
オーナーは夜逃げし、遊園地はそのまま取り残されてしまいました。
お客さんも管理者も失った遊園地は、廃墟そのもの。
今では「誰もいないはずなのに観覧車がずっと回っている」という、奇妙な現象で有名になっています。
ウクライナ プリピャチ遊園地
一度も開かず、今も残る廃墟として有名なのがこちらです。
1986年の5月初日に開園する予定でしたが、その数日前に世界を震撼させた大事件「チェルノブイリ原発事故」が起きました。
この遊園地は、原発で勤める人が住む町に建設されていたのです。
この事故で、住人は一人残らず退去し、街は空虚になりました。
今でも人が住むレベルまでは改善せず、危険な街として扱われています。
遊園地は、解体する術も必要性もなく、今なお取り残されています。
現在は、一切の責任を自らが追うことを条件に、街に入る許可がもらえます。
唯一無二の存在になってしまった廃墟をひと目見たいと、多くの人が足を運んでいるです。
フィリピン ファンタジーワールド
今から20年ほど前に、日本人が企画した遊園地です。
経済的な理由でオープンは見送られ、現在に至ります。
罪深いのは、多くの乗り物が完成していたということです。
ディズニーのような夢の国をモチーフに、園の顔となるお城や、色とりどりのコースターなど、大規模な遊具が数多く放置された状態です。
しかし、現在は違う形で脚光を浴びています。
遊園地ではなく、廃墟として「開園」しているからです。
管理会社が運営し、入園料もかかりますが、動かない遊具を目的に、世界中から観光客が訪れているそうです。
イギリス キャメロット遊園地
最後は、訳あってとりわけ不気味な廃墟となったこちらです。
「アーサー王物語」のテーマパークとしての要素もあり、一般の遊園地とは一線を画していました。
2012年に、約30年の歴史に幕を下ろしたのですが、撤去費用の問題からか、園内はそのまま放置されています。
騎士の人形が、至るところに転がっている状態です。
しかも、誰も管理していない無法地帯。
人形を壊されたり、放火されたりする事件も起きています。
豪華な衣装をまとった傷だらけの人形は、怖さを醸し出します。
幽霊列車に乗せられた人形もあるとか。
ホラー要素も加わり、廃墟マニアの有名スポットになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本当なら多くの人で賑わうはずだったのに、
時間が止まり取り残されて、とっても悲しいですね。
私はモノにも命があると考えるので、
早く休ませてあげて欲しいなぁと思ってしまいました。
どこにでも存在するものではないので、
興味がある方は撤去が進む前に、ぜひ足を運んでみてください!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!