こんにちは、ナミです。
ゲームを楽しむ人、増えていますよね!
高画質や通信での多人数プレイなど、ハマる要素がいっぱいあります。
特に、移動中もできるポータブルタイプは、年齢性別を問わず大人気です。
一方で、世界には日の目を浴びないまま、ひっそり消えていったゲーム機があります。
今回は、聞いたことすらない!?売れなかった世界の携帯ゲーム機5つをご紹介します。
Contents
5位:セガ ノーマッド
セガが、1990年代の中盤に、北米に向けてリリースしました。
メガドライブというゲーム機のソフトが使えるものです。
販売台数は93万台ほどでした。
2万円という価格設定は、やや高いと不評でした。
また、連続稼働時間が2時間というのも、携帯用としては致命的な短さです。
完全にマーケティングの失敗と言えるでしょう。
北米での販売に先立ち、日本でも「メガジェット」が販売されました。
はじめは、JALの機内だけで使えるゲーム機でした。
翌年には1万5000円ほどで一般に販売されましたが、特に話題にはのぼりませんでした…。
4位:アタリコープ アタリ・リンクス
アメリカのアタリコープ社が販売しました。
この会社はもともとビデオゲーム会社だったので、そのノウハウを発揮したのか、様々な機能がありました。
画面はカラーで、バックライトがつく豪華な仕様です。
さらに、通信を使うと同時に8人でプレイできました。
当時としては驚きの性能を備えていたのです。
一方で、そのしわ寄せも多々あり、携帯用でありながら、サイズが大きく、重量もかなりありました。
もちろん稼働時間も長くなく、普及には繋がりませんでした。
最終的には、数十万台ほどの販売数と言われています。
3位:タイガー・エレクトロニクス ゲーム・コム
次は、米企業であるタイガー・エレクトロニクス社製のゲーム機です。
もともとは玩具メーカーですが、電子ゲームの分野に参入し、1990年代の初めには、携帯用ゲーム機が大ヒットしています。
その後、期待を集めてリリースされたのがこちらです。
タッチスクリーンとタッチペン、さらには通信も備えています。
今でいうタッチパネルに近い形態のものでした。
しかし、肝心のタッチの精度が悪く、さらには画像も荒いというお粗末さ。
コマーシャルもうまくいかないという追い打ちもあり、専用のソフトは20本ほどしか販売されませんでした。
ゲーム機自体も、30万台ほどで頭打ちになりました。
2位:タップウェーブ タップウェーブ・ゾディアック
アメリカのトップウェーブ社が販売しました。
「Palm OS」というPDA用のオペレーティングシステムを使い、動画なども見られるタッチパネルのような端末です。
美しい液晶画面やグラフィックを謳い、今では珍しくないBluetoothでの遠隔プレイも実現しました。
同社曰く、開発には世界的な企業と提携したそうです。
しかし、実際にリリースされると、それほど人気は出ず、販売総数は20万台ほどでした。
ゲーム業界には、任天堂やソニーなどの人気企業があり、ノウハウでも予算でも、太刀打ちできなかったようです。
その後、同社は破産してしまいました。
1位:タイガー・テレマティクス ギズモンド
最後は、タイガー・テレマティクス社製です。
ちなみに3位のタイガー・エレクトロニクスとは全く関係ない会社です。
15年ほど前に、ちょっと変わったゲーム機を販売しました。
それは、ゲームをすると自動で広告がダウンロードされるものでした。
「YouTube」などでも見かける広告表示ですが、それを携帯ゲーム端末で採用したわけです。
広告で費用を賄うため、広告の有無で機械の価格に差がありました。
販売台数は2万5000台ほどと振るわず、リリースされたタイトルも、わずか8本ほどでした。
1年ほどで生産中止になりました。
なお、社長の浪費や、ずさんな経営、重役の不祥事などが重なり、会社そのものも苦境に立たされました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
最新の技術や、面白いソフトさえあれば売れるというわけではないんですね。
私の最初の記憶は「ゲームボーイ」…。
長い時を経てPSPを買ったときは、その進歩に手が震えました。
進化し続ける開発力・技術力は本当にすごいですね。
大企業が君臨する分野なので、
ニューカマーの新たな大ヒットが誕生するのも楽しみです。
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!