こんにちは、ナミです。
引き続き、九州の廃墟シリーズです。
今回は国宝になったゴーストタウンなど、5つをご紹介します。
全国区から知る人ぞ知るものまで、九州エリアは奥が深いです。
1:都井岬グランドホテル
50年程前に誕生した、60超の客室を持つホテルです。
固有種の馬の飼育で有名な地でもあります。
当時、ハネムーンブームでたくさんの宿泊施設ができました。
九州は、南国ムードが漂い、観光地のメッカになりました。
特に宮崎は、航空機のフライトの増加や、
皇室の旅先に選ばれたことなどから、人気を集めました。
しかしブームが終わると、一気に落ち着きました。
その凋落ぶりは、大部分のホテルが倒産してしまうほど。
都井岬も例外ではなく、2000年に営業をやめました。
現在は、廃ホテルにはつきものの肝試しスポット化しています。
2:ダルマの里
宮崎県小林市に存在した、とあるスポットです。
テーマパークの一角、広大な公園の奥地に不思議な置物が並んでいます。
造形などを手掛けるアーティストが、オーナーを務めていました。
ダルマと表現されますが、朱色で長細い形をしています。
顔は人間のようで、それぞれ個性があります。
ボディに刻まれた文字が、不気味さを増幅させます。
一度、人が立ち寄りやすいように移転したのですが、
移転場所の機械不良で、さらに移転しました。
2004年には撤去されています。
ダルマの数体は、市内の飲食店に飾られているそうです。
3:寒川集落
最古の記録が1590年代という、歴史ある場所です。
この土地をテーマにしたドキュメンタリーも制作されています。
特別史跡で知られる宮崎県西都市に存在しました。
キノコ栽培などをメインに、農業が盛んに行われました。
しかし、1960年代にはゴーストタウン化します。
それから20年ほど経ち、村民が全員で移り住み、村は姿を消しました。
集団離村には、もう戻らないことが決まりになっています。
村に人が戻ることがないまま、屋敷や学校はそのままになっています。
人の暮らしの形跡と建造物だけが取り残され、寂しさが漂います。
4:曽木第二発電所
かつて鹿児島県にあったダムです。
1900年代初頭に、付近の金山への提供を目的に造られました。
しかし、水防等を目的とする水力発電所が新たに建つことになり、
わずか30年後に閉じることが決まりました。
閉鎖となり、ダムは湖に沈みました。
2000年頃まで、そのままほったらかしでしたが、
風向きが変わり、維持のために修理されました。
その後、文化遺産に認定されています。
普段は規制され、近付くことはできません。
沈んでいるので、外形を見られるのは水面が下がる9日間だけです。
この貴重なタイミングを狙う企画が組まれています。
5:ムー大陸博物館
その存在の真偽について、様々な謎や説があります。
地学的には否定されているものの、
オカルトともロマンとも言えるテーマです。
そんな未知の大陸を題材にする博物館が指宿(いぶすき)市にありました。
とある新宗教が手掛け、団体の施設が併設されていました。
団体曰く、大陸に存在した宝や、
その他関連するアイテムを収蔵していたそうです。
しかし、2007年には扉が閉められ、休止しています。
謎の大陸に謎の団体。興味を持つ人も多いようで、
施設を訪問してみたという書き込みが多々ありますが、
現在も閉館状態が続いているようです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
廃墟のバラエティーの豊かさに驚きますね!
九州と言うと、暖かくて開放的なリゾート♪
というイメージしか無かったのですが、すっかり変わってしまいました。
なんて恐ろしい場所なんでしょうか…。