こんにちは、ナミです。
刑務所は、罪を犯した人が、刑に服するための場所。
当然、自由が制限される場所ですね。
でも、その限られた環境で、道具と知恵をフル活用して、
驚くべき物を作り出した囚人たちがいます。
看守の目をすり抜けた、トリッキーな発明品5つをご紹介します。
シーツで作ったはしご
まずは、脱獄のイメージにぴったりのアイテム。
映画や小説など、非現実的な世界だけの話かと思ったら、
本当に存在していました。
舞台は、ドイツのハンブルクにある刑務所です。
脱獄を企てた、とある服役囚が手掛けました。
材料は、ベッドシーツや布巾です。
高い壁を本気で越えようとしたのでしょう。
ハシゴは、長さ16mもある大作でした。
しかも、実際にこれを使って計画を実行したというから驚きです。
2人で脱走をはかり、1人は屋根に着地しました。
そしてもう1人は、ハシゴから落下しました。
強度は良さそうですが、焦り過ぎてしまったようです。
トースター&ストーブ
次は、1980年代に発見された職人顔負けの代物。
お手製のトースター兼ストーブです。
塀の外にいたって、簡単に作れるものじゃありません。
加熱ロッドやアルミホイルを駆使して、完成しています。
ワイヤーがむき出しで危なさそうですが、形になっています。
よほど寒かったのか、１ランク上の暮らしを求めたのか…。
なにを温めるために使われたのかは、分かっていません。
これは、ドイツの刑務所で没収されたものです。
今回、没収品の一部が公開され、撮影が実現しました。
非公開のとんでもない逸品が、まだまだ眠っていそうです。
ネットにもつながるPC！
アメリカの刑務所でみつかったのは、なんとパソコン！
囚人部屋の天井裏に、2台も隠し持っていたそうです。
うまく接続に成功し、自由にサイトを閲覧。
刑務所にいるとは思えない活動をしていました。
発覚したのは、所内のネット通信量が制限値を超えたこと。
通常は考えられないことだったので、調査が入りました。
押収したパソコンの閲覧履歴には、
爆弾の作り方を調べた形跡があったというから恐ろしいです。
作った囚人らは、PC関係のリサイクルを担当していて、
パーツを盗んでコツコツ組み立てたそうです。
職員しか通行できないエリアを行き来できるように、
セキュリティも解除できていたとか…。
大惨事、目前でした。
缶詰から作ったコンロ
コンロなんて、何に使うんだろうと思いますよね。
一般的に、刑務所への食べ物の差し入れには、細かい制限があります。
でも、一部の国では、
囚人が希望するお店から、取り寄せることもできるのです。
配られた食事のほかになにか食べようと思ったとき、
温める道具が必要になります。
そこで知恵を絞って作られたのが、缶詰コンロです。
使い方は簡単で、まず、段ボールに油をしみこませます。
それを缶詰に入れて火をつければ完了です。
コンロの上に、配膳用のブリキの皿を載せて使っていたとか。
油や火も、うまく調達したのでしょうか。
すごいアイディアですよね。
手作りピザ！
ジョシュさんは、重罪で服役していたアメリカ人男性です。
YouTubeで、奇跡の囚人レシピを公開すると、
その道具や材料、強すぎる執着心が、たちまち話題になりました。
そのメニューは「刑務所ピザ」。
材料は、特別に調達したものではありません。
収監された時に持ち込んだものだけです。
ベースとなる生地は、クラッカー。
これに、インスタントラーメンのスープを加えて、
チップスが入っていた袋の中でこねます。
調理道具にも工夫があります。
ボードゲームを使い、缶詰のブリキで器用に生地を伸ばします。
トッピングも妥協なく、トマトソース、チーズ、サラミ。
囚人の行列ができそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか？
少しでも快適にしたい気持ちも、分からなくは無いですが、
本当に反省しているのか疑わしいですよね！
ご飯付きだし、屋根もあるし、
「刑務所に戻ってもいいや」なんて囚人が、増えませんように…。
看守さんには、塀の外と同じくらい目を光らせて欲しいです！
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました！
