こんにちは、ナミです。
「思春期」と聞いて懐かしさを覚える人、真っ只中にいる人、様々ですよね。
本人はもちろん、周りの家族も大変な思いをするものです。
そのメカニズムが分かれば、少しでも安心できると思います。
今回は、とりわけ繊細な「女の子」について、思春期の変化に注目します!
胸が膨らみ痛くなる
分かりやすい体の変化は、胸の膨らみです。
大人になっても、女性にとって胸はとても大切なもの。
しかし、思春期の女の子には、また特別です。
ある日、急に膨らむことがあります。
何もしていなくても、チクッとした痛みを感じます。
体育や部活など、運動するとさらに痛むので辛いです。
これは、体の器官の成長がアンバランスなことが原因です。
また、皮膚が伸び縮みすることも関係しています。
どんな女の子も必ず経験するので、心配いりません。
また、成長段階なので、左右で大きさに差が出る事もありますが、次第に解消します。
人と違うと、つい不安になったりしますが、左右まったく同じという人の方が珍しいです。
性毛や脇毛が生えてくる
胸の膨らみ以上に、女の子にとって抵抗があるのが体毛です。
最近は美意識が高く、脱毛サロンに通う小学生もいるそうです。
手足や顔など、見える部分も恥ずかしいですが、意外と気にしてしまうのが、隠れている脇毛や性毛です。
あっけらかんと口にできればいいですが、そういう子は少ないです。
多くの小・中学校で、修学旅行があります。
お風呂の時に、他の子をこっそり確認したりします。
友達と比べて、成長が早くても遅くても、かえって悩んでしまうこともあります。
ポイントは、自分だけ違うんじゃないかという不安な気持ちです。
みんな同じだよ、お母さんもそうだったよ、そんな声掛けだけで、きっと救われると思います。
生理・月経が始まる
女の子の体に起きる、大きな変化と言えば月経です。
大人になっても、月経前や期間中は、体に不調が現れます。
子供なら当然、痛みや不快感に戸惑うことも多いはずです。
初潮は、ある程度の体格や脂肪率になると、必ず訪れます。
だいたい12歳、小学校の後半や中学生あたりです。
いよいよ、少女から大人へと成長していく時期なのです。
多くの学校で、女の子向けの授業として、説明する時間を設けています。
みんなで共有することで、安心感も生まれてきます。
それでも、突然の初潮は動揺するものです。
人知れずその瞬間を迎えた時、どう対応すればいいか。家庭内で話をしておくことが、とても大切です。
体が丸みをおび、体重も増える
胸のふくらみや性毛、初潮を経て、最終段階は、体型が大きく変わっていきます。
全体的にふっくらと、丸みを帯びていくのが特徴です。
男の子との一番大きな違いは、女性ホルモンの分泌です。
これによって、卵巣や子宮が成長していきます。
将来、お母さんになるための準備が始まるのです。
体の変化にあわせて、外見も変わります。
ウエストがくびれ、お尻との間にメリハリが出ます。
その一方で、脂肪がつき、体重が急激に増える時期でもあります。
女性ならではのシルエットは、魅力的なもの。
このような変化は、喜ぶべき大人への第一歩だということを、その子にあった方法で、教えてあげられると良いでしょう。
心にも大きな変化が起きて戸惑う
女性ホルモンは、女の子の気持ちという面にもかなり影響するものです。
バランスが崩れると、精神的にも不安定に陥るのです。
理由もなく苛立って、反抗的な言動をすることもしばしばです。
女の子の心の中では、どんなことが起きているのでしょうか?
親や先生のささいな言動に、必要以上にイライラしたり、友人関係など、様々なことが気になって仕方なくなったりします。
こうした変化に、本人も追いついていないのです。
外見ばかり気にしたり、秘密事が増えたり、親としては、つい叱ってしまいそうな時もあると思います。
思春期で一番苦しいのは本人だということを、理解してあげてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
思春期は、長い人生の数年のことです。
でも、本人にとっては、そんなふうには思えませんよね。
最も周りの目が気になる時期、体の変化に戸惑いながら、デリカシーの無い子に負けず乗り越える。
女の子が、心身ともに早く大人になっていく所以かもしれません。
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!