こんにちは、ナミです。
まだまだ謎に包まれた部分が多い、海の世界。
最近では、五輪の会場になる東京・お台場の海で、
新種が発見されたニュースもありましたね。
今回は、かわいらしいものから、クスッと笑ってしまうものまで、
ルックスがすご過ぎる海の生物5つをご紹介します。
1:カツオノエボシ
クラゲによく似ていますが、もっと危険な生物です。
刺されると、アナフィラキシーショックで意識障害から呼吸困難に陥り、
2度刺されると、命を落とす危険もあります。
見た目は綺麗で、青く透き通って見えます。
春から夏にかけて流れ着き、水面に漂います。
明らかにビニール袋に見えますが、絶対に触ってはいけません。
実は、死んだ後でも、外的な接触を受けると毒針を放ちます。
衝撃的な痛みや、その後も簡単にはひかない炎症が続きます。
外見は袋状ですが、無数の虫が群れをなして形成されています。
触手となり、運搬係となり、それぞれが別個の役目を果たしています。
2:アオミノウミウシ
次は、巻貝の仲間です。
貝が小さくなり、中に入ったり無くなったりしたものを、
総称してウミウシと呼びます。
しかしアオミノウミウシは、今の説明とは大きく異なり
かなり攻撃的な尖った形をしているのです。
さらになんと、さきほどのカツオノエボシを食べてしまう強者です。
しかも、あの猛毒持ちを摂取するにとどまらず、
その毒針を奪って自らの中に貯め込みます。
そして、それを武器に、天敵たちを襲うのです。
見た目は、かなり鮮やかで美しい青色です。
形状から「ブルードラゴン」とも呼ばれています。
思わず手を伸ばしてしまう美しさなので、くれぐれもご注意を。
3:ガイコツパンダホヤ
ホヤの一種ですが、とてもユニークというか、
ちょっとシュールとも言える見た目をしています。
名前のとおり、ガイコツ×パンダという見事なミスマッチです。
色は、もちろん白黒です。そこに、パンダのようなかわいい顔と、
あばら骨が見えているかのような模様があしらわれています。
これは赤ちゃんなのですが、群れをなして暮らしています。
デザインや色こそ主張が強めですが、
まだ分からないことが多い生物です。
そもそもホヤの赤ちゃんは、変わった見た目のものがたくさんあります。
目が覚めるような色味で「ポニョ」と呼ばれているものもあります。
4:ウルトラマンボヤ
正式な名前ではありませんが、これ以外の命名があるでしょうか。
どうしたって、ウルトラマンにしか見えません。
各地のサンゴ礁沖で見られる、ホヤの一種です。
面白いのは、群生しているところです。
実は、1匹1匹は、1㎝にも満たないサイズです。
ちょっとずつ表情が違い、集合しているのがコミカルです。
目の白色は、特別な役割を持たないただの模様というから、奇跡的です。
口に見える部分は、本当に水を吸い込む器官なので、動きがあり、
よりウルトラマンに見せる一因になっています。
沖縄でも見られ、日本にも生息してくれています。
5:ミジンウキマイマイ
こちらも、巻貝の仲間です。
かわいらしい見た目から「キューピット」と呼ばれています。
知る人ぞ知る、隠れた人気者です。
巻貝の代表格と言えば、やはりクリオネが有名です。
実は、ミジンウキマイマイは、そのクリオネのエサになる生物なのです。
捕食されてしまいますが、その見た目はクリオネに引けを取らないキュートさです。
美しい貝の部分は、スケルトン状態で見えています。
上部の足をパタパタと動かし、愛くるしく泳ぎます。
日本では、北海道で見かけます。
春先の冷たい海流に乗って運ばれてきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ホヤの奇跡にはびっくりしました!
すごくかわいいし面白いですね。
他のものも見てみたいし、水族館で展示があったらいいなと思いました。
エボシは、ビニール袋と間違って不用意に触ってしまう自信があります。
キレイだからといって、油断しないように要注意ですね!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!