こんにちは、ナミです。
今暮らしている場所から誰もいなくなり、廃墟になるなんてこと、
なかなか想像できないですよね。
世界には、廃墟になってしまった街がたくさんあります。
とても人が住めるとは思えない状況でありながら、
当時を思わせる”遺跡”とも言うべき貴重な場所になっています。
今回は、怖さに魅了される世界のゴーストタウンを5つご紹介します。
Contents
アメリカ セントラリア
ペンシルバニア州のこの町は、かつて炭鉱で栄えました。
雇用があり、人が集まり、賑わっていました。
その状況が一変したのは、60年ほど前に起きた火災でした。
火災は、地上ではなく、鉱脈で起きました。
地下から有毒なガスが発生し、地表は高温になりました。
想像を超える甚大な被害となり、鉱脈を完全に鎮火するのは困難でした。
政府は、住民に避難勧告を発令しました。
2010年頃には10人程度になり、廃墟と化しています。
なお、鉱脈の火は今も燃え続けています。
自然に収まるまでには、数百年の歳月が見込まれています。
コートジボワール グラン・バッサム
かつては、西アフリカ・コートジボワールの首都でした。
石油資源も豊富なギニア湾に面し、欧州をはじめとする貿易の窓口として栄えました。
しかし、黄熱病が都市を飲み込みました。
またたく間に拡大し、1896年には遷都され、首都ではなくなりました。
次第に人口が減り、都市として衰退していきました。
治安が悪化し、ならず者たちに占拠されるようになりました。
取り締まる機関もなく、長い間そのまま放置されています。
一部、昔の面影を残す場所もあり、退廃した街と同居しています。
2012年には、歴史地区として世界文化遺産に登録されました。
ナミビア コールマンスコップ
世界最古と言われるナミブ砂漠には、美しい景色が点在していますが、その一つが、廃墟となった街・コールマンスコップです。
1900年代初頭、ダイヤモンド鉱山を中心に栄えていました。
欧風の家がいくつも並び、鉄道からカジノまで建設され、豊かな街として栄華を誇りました。
しかし、四半世紀も経たずにダイヤが掘り尽くされ衰退します。
人がいなくなり、街は砂で損壊していきました。
一部、修復が試みられ、現在は博物館が建っています。
ゴーストタウンでありながら、人気の観光地となりました。
トルコ カヤキョイ
もともとは、古代ギリシャ人によって作られた街です。
カヤキョイは、大戦後に勃発した希土戦争で敗れ、トルコに征服されました。
さらに、この時に結んだ条約が、街の行く末を決めることになりました。
最も影響を与えたのは「住民交換」です。
トルコにいた100万人のギリシャ正教徒が祖国に戻ったことで、無人の家や教会だけが、取り残されてしまいました。
隣町から5キロも隔離し、ひと気が無くなりました。
建物が寂れていくなか、大地震に見舞われ、街はさらに荒廃しました。
現在は、壊滅的な家々と2つの教会を含めた町全体が、歴史的建造物として保護されています。
ノルウェー ピラミデン
北極圏に位置する、炭鉱で栄えた都市です。
多くの人が働いていました。
宿泊施設やジムが充実し、活気が溢れた場所でした。
資源が底をつくと産業は廃れ、人口も減りました。
しかし、当時建設された施設の一部は、そのまま残っています。
劇場や、世界最北端の音楽堂も有名です。
さらに、息を飲むほど美しい島々の氷河を、ダイナミックなパノラマで堪能できる場所でもあります。
絶景と、当時を彷彿とさせる名残が、観光客を魅了しています。
夏場は、ホテルを管理する数名しか住んでいません。
そんなゴーストタウンですが、船で24時間かけて目指すガイド付きツアーも人気を博しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
これほどすごい場所なのに、すべて初耳でした!
レジャー施設や自然美とはひと味違う、魅力的な場所ですね。
人がいなければ街はできないし、
産業がなければ人は集まらないことを改めて感じました。
魅力的ではありますが、こういう場所が増えすぎるのも心配…。
やはり、活気溢れる場所が多いといいなぁと思います!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!