こんにちは、ナミです。
世界各地には、超ビッグサイズの陥没穴(通称「シンクホール」)が多数存在しています。
自然にできたものや外的な影響で発生したものなど、原因は様々ですが、
地面にぽっかり空いた穴は、吸い込まれそうな恐怖感があります。
今回は、穴ができた原因や、その驚きのサイズなど、
世界の5つの例をピックアップして、ご紹介します。
Contents
1:ロシア ベレズニキ
最初は、ロシアにある超巨大な陥没穴です。
場所は川沿いの鉱山の町・ベレズニキ。
陥没穴の歴史は古く、旧ソ時代に生まれた負の遺産です。
穴の存在は、街の開発が進められた段階で認知されていましたが、埋めるなどの処理がきちんと行われませんでした。
穴は今でも広がっていて、一部のエリアでは、新たな穴が発生し続けています。
最も大きなものは80m×40m、深さ200mにも及びます。
もはや、拡張の防止は不可能と言われています。
炭酸カリウムの、世界の総排出量の1割を占めているそうです。
学校が閉鎖され、今後は街そのものを無くすことも検討されています。
2:グアテマラ グアテマラシティ
中央アメリカのグアテマラにも、大きな陥没穴があります。
それも首都・グアテマラシティで発生し、人々の生活に大きな影響を与えています。
2007年、深さ100メートルにも及ぶ陥没穴が出現しました。
30階の高層ビルに匹敵する深さです。
暴風雨による下水道管の爆発が原因とされています。
さらに、3年後にも同じくグアテマラシティに陥没穴が発生しました。
幅は20メートル弱、深さは60メートルほどですが、地上に建っていた3階建ての工場が飲み込まれました。
この事故で、15名以上が命を落としています。
突如起こる陥没から身を守ることは難しいのです。
3:アメリカ テキサス
アメリカ・テキサス州にも陥没穴が存在します。
当初は幅6メートルほどの、比較的小さなものでした。
それが、なんと翌日には280メートルまで広がり、深さも80メートルほどになりました。
陥没穴ができたのは、ダイセッタという町です。
地下が、岩塩ドームという地質構造になっています。
ここに存在する天然ガスなどの採掘を行った結果、地質が脆弱になったことが陥没を引き起こしたとされています。
幸いにも住宅街ではなかったため、負傷者はいませんでした。
ただ、車や採掘機器が沈み、穴の中は石油と泥が混じった状態になっているそうです。
4:アメリカ フロリダ
アメリカ・フロリダ州には、さらに大規模な陥没穴があります。
ビルの15階に匹敵するほどの深さがあります。
そのサイズ以上に、この穴ができた場所が衝撃的でした。
実は、採掘会社が処分した大量の廃棄物の上に出現したのです。
この会社ではリンの抽出が行われ、その際に余分になる石こうが廃棄されていました。
泥が乾燥して亀裂が入り、そこから水が入り込めば、陥没穴が生まれやすい環境が生まれるのです。
石こうには有毒なものも含まれているため、これを精製するのに、日本円で数億円のコストがかかったそうです。
5:日本 福岡
最後は、日本のシンクホールです。
これまで紹介した陥没穴のように、観光地化するような、自然現象的かつ大規模なものは存在しません。
小規模なものはいくつか発生していますが、かつて炭鉱があった場所など、いずれも人工的な空間が原因です。
そして、そのような場所は主に辺境地です。
しかし、2016年に、初となる大規模な陥没が福岡で起きました。
大きく報道されたので、覚えている方も多いかと思います。
地下鉄工事によってできた空洞が原因でした。
最終的には道路全体が落ち、駅前の中心街が通行止めになりました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
福岡のニュースを見たとき、とても恐怖を感じたのを覚えています。
足元に穴ができるなんて想像できないし、ショッキングでした。
シンクホールが街にできたら、間違いなくパニックになりますよね。
日本にいると、つい他人事と思ってしまいますが、
地質とか、下水道の爆発とか、大丈夫なんだろうかと、
すっかり不安になってしまいました!!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!