こんにちは、ナミです。
夫婦は、かかあ天下の方がうまく行く…なんて言われますが、
動物の世界では、メスとオスの間にどのような関係性があるのでしょうか。
実は、メスの方が力を持つ生き物が多いのだとか。
そして中には、様々な面で圧倒的過ぎる力を持つメスがいます。
今回は、カッコいい!けどちょっと強すぎる!?
動物界の最強のメス5種類をご紹介します。
1:コモドドラゴン
インドネシアに生息するトカゲです。
大きいものは3メートルを超え、重さは170キロにもなります。
強靭なパワーで、自分の3倍も重い牛を襲った例もあるそうです。
オスに比べるとメスは小ぶりですが、圧倒的な強さがあります。
それは“オスを必要としない”という生き様です。
なんと、単体で子どもを作ることができるのです。
単体での生殖は、昆虫などにはいくつか見られます。
トカゲの種類ではコモドが初めての例です。
野生で生き延びる術として、進化の過程で習得したと言われています。
賢さも備えているとされ、まさに最強な存在です。
2:イカ
イカが光を放つことは、広く知られています。
たくさんの種類がありますが、50%ほどが光を放つそうです。
ゆらりと漂い、あまり攻撃的なイメージはありませんよね。
発光には、細胞が関係しています。
その仕組みについて研究が進む中、七色に光るのはメスだけだということが明らかになりました。
アメリカの専門家は、メスのすべてがカラフルな色を作り出せることを発見しました。
さらに、発光に反応して、白い斑点が光ります。
そして、これはオスの生殖器に酷似しています。
メスは、不用意に近付くオスにフェイクの生殖器を見せつけて追い払います。
3:ハイエナ
ブチハイエナは、アフリカに広く生息しています。
全長1~1.6メートルほどあり、ハイエナの仲間では最大の種類です。
脚力に加え、立派な歯と顎を持ち、獰猛に獲物を捕まえます。
そして、あらゆる面でメスが優位に立っています。
体格の良さも、凶暴さも、メスが圧倒的に上です。
そうなると、もはや当然と言えそうですが、生殖に関しても、決定権はメスにあります。
体と同様に、生殖器のサイズがかなり大きく、受け入れたくないオスが迫ってくると、生殖器を使って締め出します。
権力も腕力もあるメスに、オスは太刀打ちできません。
4:チョウチンアンコウ
深海魚の中でも、特にポピュラーですよね。
丸っこい体と、愛くるしい顔つき、頭部の光が特徴的です。
大きさは80センチ程度。というのはメスの話。
オスは、なんと10センチほどしかありません。
その体格差に驚きますが、さらに衝撃の生態があります。
それは、オスはメスに取り込まれてしまうのです。
オスは、さも金魚のフンといった感じでメスにくっつきます一緒に泳ぐうちに、一体になるのです。
そして、メスのたくましさはここから。
自分の中にあるオスの精巣で、何事もなかったかのように子どもを作ります。
堂々としていて、貫録たっぷりです。
5:タツノオトシゴ
名前のとおりのビジュアルながら、実は魚という変わり者。
立ち姿もあまりにも有名ですよね。
大人になっても2センチに満たない種や、30センチを超える種など、産地によって様々です。
メスとオスの判別は、とても簡単です。
お腹のあたりに特徴的な袋があり、そこだけ体表が異なります。もちろんお腹に袋があるのは…オスです。
なんと、お腹で子どもを育てるのはオスの役目なのです。
産卵をやりきって、あとはよろしくとオスに任せる。
オスは妊婦となり、お腹に抱え、責任を持って出産します。
メスの立ち合いは、特にないそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人間なら女性に任されている出産をオスに託すのは、とても衝撃的でした。
でも、共同作業という感じで、なんだか理想的にも思えます。
受け入れたくないものを堂々と追い払うなんて、
肝がすわっていてカッコいいですよね。
なんだかちょっと勇気をもらった気がします!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!