こんにちは、ナミです。
海には危険がいっぱい。雨や嵐、自然の猛威に襲われることもあれば、
岩や大型生物に衝突して船が破損することもあります。
海を仕事場とするプロでさえ、難破するのです。
世界には、海で危険な目に遭いながらも、漂流を経て無事に戻ってきた事例がたくさんあります。
今回は、そんな奇跡の生還者たちのエピソード6選をご紹介します。
Contents
1:ホセ・サルバドール・アルバレンガ
サンゴ礁で形成された小さな環状のエリアで、
およそ人が乗っているとは思えない小さな小舟がみつかりました。
場所は、太平洋の小さな島国で、
ハワイとオーストラリアの間に位置しています。
その舟には、とある男性が乗っていました。
周囲には何もない場所ですが、彼は「1年以上も漂流していた」と語りました。
彼は漁師で、メキシコを出発し、荒波で流されたのです。
距離は約1万キロ。舟に溜まった雨水で喉を潤し、
捕まえた亀などを食べて生き延びたそうです。
発見されたとき、舟にはもう1名いましたが、すぐに亡くなりました。
2:アレクサンダー・セルカーク
船乗りのセルカークも、過酷な漂流を経験した一人です。
有名な漂流記「ロビンソン・クルーソー」のモチーフとされています。
物語は、大きな嵐に遭うところから始まりますが、
モデルとなった彼の経験は、実はちょっと異なります。
彼はチリ沖を出発し、順調に航海していました。
しかし、船長と言い争いになってしまいます。
船長は、650キロほど進んだ島に彼を残して立ち去ったのです。
わずかな食べ物と道具だけ残して…。
幸いにも島では水に困らず、魚介類、ヤギなども捕獲できました。
彼は、その島で5年も生き延びました。
3:スティーヴン・キャラハン
今から40年ほど前、キャラハン氏は大西洋で漂流しました。
彼が乗っていたのは決して大きくないヨット。
クジラにぶつかって破損し、救命用の小さなイカダに移り乗って、
なんとか命拾いしました。
スペインを出て、1週間ほど経っていました。
食糧もなく、何よりイカダの大きさは2メートルもありません。
その上で魚を捕って空腹を凌ぎました。
蒸留器が残っていたので、水も飲めたそうです。
彼はユニークな発明家であり、作家でもありました。
小さなイカダの上で過ごし、生き延びた76日間。
この出来事を生還後に執筆し、本はベストセラーになりました。
4:ルイス・ザンペリーニ
ザンペリーニ氏は、アメリカの偉大な陸上選手です。
ベルリン五輪にも出場しています。
彼の凄まじい経験はノンフィクション作家によって書籍化され、
大ヒットしました。
彼は第二次大戦で、軍人としてB-24爆撃機に乗りました。
その後、不運にもオアフ島付近で墜落しました。
仲間とともに、太平洋で50日ほど漂流したのです。
飲まず食わずの中、サメに襲われそうになりました。
上空からは、執拗に射撃されました。
そこから生還できたことは、まさに奇跡でした。
決死の思いで、仲間とマーシャル諸島に辿り着きます。
しかし、日本兵に捕らえられ、終戦まで収容所で過ごしました。
5:ブライ船長
イギリス海軍の優秀な船長として有名ですが、
7000キロにも及ぶ漂流エピソードがセットで語られます。
彼が指揮したバウンティ号が、乗っ取られたのです。
それは帰路の航海中に起きました。
反乱者らに、寝込みを襲撃されたのです。
彼を敵視していたのは外部ではなく、上級准士官ら乗組員でした。
彼は縛り上げられ、身動きが取れなくなりました。
反乱者らは、自分たちと行動を共にしない20名弱の船員とともに、
船長を非常用ボートに乗せて、立ち去りました。
10メートルもない小さなボートで、7000キロを漂流し、
無事にティモール島に辿り着きました。
6:3人の漁師
2005年、3人の漁師がメキシコを出た後、消息不明になりました。
レンドン氏、オルドネス氏、ビダーナ氏は、熟練の漁師で、
ともにサメ漁に出かけましたが予定日になっても戻らなかったのです。
実はその3人は、船の故障が原因で、太平洋を漂流し続けていたのです。
その距離8000キロ、なんと300日にも及びます。
彼らはなんとか帆を作り、飛行機を手掛かりに西に進みました。
生きるため、鳥を生で食べたり、自分の尿も飲んだそうです。
ようやくマーシャル諸島に近付いた頃、外国の漁船にみつかりました。
残念ながら、生きていたのは1人だけでした。
まとめ
いかがだったでしょうか?
海に出て、一週間も戻らなければ正直、安否が心配ですよね。
それが、数年も生き延びて帰ってくるなんて本当に奇跡です。
虫も苦手だし、すぐに諦めてしまう私ですが、
いざ命の危機に直面すれば必死で生き延びようとするのでしょうか…。
ともあれ、海は楽しいですが危険もあるので、気を付けたいですね!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!