こんにちは、ナミです。
普段は気に留めませんが、何気なく使っている生活用品も、
実験や研究など、試行錯誤を重ねて生まれたものです。
便利なものほど、それだけのエネルギーが費やされています。
一方で、歴史的発明の中には、図らずも誕生した奇跡の代物があります。
今回は、そんな“偶然の産物”的な大発明を5つご紹介します。
1:ペニシリン
この世に初めて生まれた抗生物質として、あまりに有名ですね。
偶然の産物は、発明家のバケーション中に誕生しました。
旅先から戻ると、放置していた容器に菌が発生していました。
何気なく処分しましたが、よくよく考えると、
その菌は、研究していた菌からは作られるはずのないものでした。
それでも、彼はその菌にそれほどの価値があるとは思わず、
世間からも、それほどフィーチャーされることはありませんでした。
それから20年の時を経て、その菌が、抗生物質を生み出すことが分かりました。
それまでの治療法を180度覆す発明になりました。
2:シャンパン
シャンパンの代名詞となっているドンペリは、
シャンパンの生みの親である修道士の名前が由来となっています。
彼はもともと、ワインを造っていました。
当時のワインは、泡がないように試行錯誤されていました。
ワインにとって、泡はあってはならないものだったのです。
彼は王室に献上するため、豊富に採れる黒いブドウから、
白いエキスを抽出することに心血を注ぎました。
しかし、どうしても炭酸が充満してしまいました。
彼はやむなく、この不出来なワインを持って行ったところ、貴族たちは大喜び。
新たな美酒が生まれた瞬間でした。
3:ポストイット
今から50年前、スリーエム社で接着剤の研究が行われていました。
接着力の強いものを目指していましたが、なかなかうまくいきませんでした。
開発者は、これをダメもとで売り込みましたが、誰にも見向きもされませんでした。
それから数年後。かつて開発チームにいた男性が、
あの弱々しい接着剤に、ふと思いを馳せました。
それは、教会で楽譜をめくる際、適当なしおりがないかと考えたことがきっかけでした。
彼が接着力の弱さを生かした商品をスリーエム社に提案し、商品化されました。
それから30年以上に渡り、事務用品の定番になっています。
4:ペースメーカー
アメリカで、不正脈をチェックする機械を造っていたときのこと。
試作機に、違う部品を繋いでしまうアクシデントがありました。
この時、回路が動いては停まりを繰り返しました。
技術者の男性は、その動きを脈と比較することで、
人間に組み込めるペースメーカーを造ることを閃きました。
1960年代には、実用化に至っています。
実は、その10年程前に、同じ役割の機械が造られていました。
しかし、移植は不可能な大きさで、患者がやけどを負う危険がありました。
彼は、これを安全に作動させる装置の開発も手掛けたそうです。
5:瞬間接着剤
拳銃のレーザサイト用レンズの研究。
まったく無関係に思えますが、
これが、瞬間接着剤を生み出すきっかけになりました。
高性能レンズの素材を研究していたところ、
この物質が水に反応して、あらゆるものにくっつくという性質が判明しました。
レンズの素材には不向きでしたが、興味深いものとして研究されました。
それから5年ほどで、強力な接着剤が誕生しました。
1940年代には普及し、戦地で傷を塞いだり止血する際にも活躍しました。
拳銃の部品の研究が、最終的に人命救助に役立ったというのは、なんとも不思議な話です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
どれも、今では欠かせない大発明ですし、
狙って作ったものではないなんて、本当にびっくりです。
語られていないだけで、もしかしたら、もっとたくさんあるかもしれませんね。
何もしなければ奇跡も起きないので、何かをする、
そして何にでも興味を持つことが大切なのかなぁと思いました!
最後までご視聴いただき、どうもありがとうございました!